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わかりやすい「人身傷害補償保険」

2014年10月20日

「自分にも過失がある事故」で触れた保険のうち、人身傷害補償保険についてご説明します。
一般的な書籍などでは、人身傷害補償保険は、「被保険者自身が、いわゆる人身傷害事故によって被った損害について、責任の確定や過失割合の決定を待たずに保険契約(約款)上の損害額の算定基準により算定された金額が支払われる保険」などと説明されています。
ようは、事故で怪我をした時に、自分に責任があっても、相手の責任があっても、その辺がはっきりしなくても、とりあえず保険金を払ってもらえる保険ということです。
ここで疑問がわいてくるのが、「どんな事故でも払ってもらえるの?」「どれだけ払ってもらえるの?」というところです。
まず、「どんな事故でも払ってもらえるの?」については、保険によってかなり差があります。
自分の車を運転している時の事故については大体保険金が支払われますが、歩いていて車にはねられた場合や、自転車で転んで怪我をした場合については、約款や特約の内容によって払ってもらえる場合と払ってもらえない場合があります。
また、保険に入っている人だけでなく、その両親、配偶者、子供の事故にも適用される場合が多いです。
ご自身の保険の内容を確認してみることをお勧めします。
次に、「どれだけ払ってもらえるの?」ですが、慰謝料の基準が裁判基準よりも低いことと、保険契約時に設定した上限があること以外は、通常の損害賠償とほぼ同様の基準で払ってもらえます。
ですから、ご自身の収入に見合った上限を設定しておけば、仮に、自分の過失が100パーセントの事故であっても、きちんと補償を得られるわけです。
交通事故は、日常生活の中で怪我をする大きな原因の一つです。とりわけ、事故が多いと言われている香川県に住んでいる我々としては、きちんと備えをしておきたいものです。
また、事故にあわれた場合には、きちんと保険金を請求する必要があります。当事務所では交通事故のご相談の際、保険金請求に関するご相談にも応じておりますので、保険証券をご持参のうえ、ご相談ください。


弁護士の医療研修。(藤本尊)

2014年9月24日

今日の夜から東京に来ています。
明日から2日間、日本損害保険協会の医研センターで、朝から晩まで医療研修を受けます。
交通事故案件を扱う弁護士にとって医学的知識は不可欠であり、第一線の臨床医の講義をうけられる機会は大変貴重です。
日常業務も忙しい中で2日間事務所を空けて研修に充てる以上、しっかりと勉強してきます。



初・相生出張。(藤本尊)

2014年9月9日

先週、人生で初めて兵庫県相生(あいおい)市に出張してきました。
車で2時間くらいの距離ですが、裁判所はなく、仕事でもなかなか行く機会がありません。
所用はお昼過ぎからでしたので、事前にお食事処を調査し、海鮮丼をいただきました(笑)。



すごくおいしかったのですが、個人的には、今治のこれに軍配です。
あと、のどかな相生の街ですが、なぜか、新幹線の駅があります。
考えてみると、兵庫県には、新神戸、西明石、姫路、相生と4つも新幹線駅があります。
ちょっとググってみると四国新幹線とか、山陰新幹線とか、24時間新幹線構想とかいろいろ理由があったようです。当時の日本の勢いを感じさせますね。


100年のコク実感サーバー。(藤本尊)

2014年8月31日

ついに夏休みも終わりです。
今年の夏は天候不順でしたね。
広島の災害ではたくさんの方が被害にあわれました。
一日も早い復旧をお祈りいたします。
さて、我が家も今年の夏は、キャンプ中に大雨に降られたり、風でタープが飛ばされて壊れたり、予定していた旅行が台風でキャンセルになったり、少なからず天候の影響を受けました。
仕方ないとはいえ、夏が大好きな私としてはかなり残念なところです。
そうしたところ、盆明けに「100年のコク実感サーバー」が届きました!
こつこつと応募シールを集めて、ヱビスビールのキャンペーンに応募したのです。
サーバーから出てくると「生ビール」感が増して美味しく感じます。写真のとおり明るいうちから始めてしまいました(笑)。
秋にかけて、バーベキュー等で活躍しそうです!



自分にも過失がある事故の保険。(藤本尊)

2014年8月20日

交通事故には、追突のように相手方の一方的な過失による場合もあれば、自分にも過失が認められる場合もあります。
自分にも過失がある場合には、過失相殺といって、自分の過失分は相手方に賠償を求めることはできません。たとえば、自分の過失が30パーセントだとすると、損害のうち30パーセントは自己負担となり、相手方に賠償を求めることはできません。
そんな時、損害額全体が大きくなければ、「これから気を付けようね!」ですみますが、大きな怪我をされたときなどはそれではすみません。
また、自分の過失が30パーセントならまだいいですが、50パーセントを超えるような場合には大変なことになります。
そんな時のために用意されているのが、自動車保険に付帯されている人身傷害保険や車両保険です。
自動車保険の内容は一般の方にはわかりづらく、ご自身や家族が入っている自動車保険の内容を正確に把握しておられる方は多くないと思います。しかし、事故があった場合には、ご自身の保険の内容を正確に把握して、使えるものは積極的に使う必要があります。
当事務所では、被害が大きく、ご相談者にも過失がある事故の場合、ご相談者の保険の内容をチェックし、アドバイスを行っています。
具体的な内容については改めて。

わかりやすい「人身傷害補償保険」
わかりやすい「車両保険」


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