【企業法務・顧問弁護士】顧問弁護士との関わり方2
2018年10月15日
前回の投稿「顧問弁護士との関わり方」を書いた後に,懇意にしている経営者の方とお話をしていて,もう一つ大切なことを思い出しました。
顧問弁護士には,「法律に詳しい従業員」としての顔とともに,「社長に対してもNOと言える第三者」としての顔もあります。
弁護士は,たとえ依頼者といえども,法令に違反する行為を容認することはできません。
また,たとえ顧問先の社長であっても,指揮命令を受ける立場にはありませんので,従業員とは異なる独立した立場で意見を述べます。
経営者は,時に孤独です。従業員には相談できない問題や,経営者仲間にも相談しづらい問題もあるでしょう。そういう時に相談できるだけの関係を,顧問弁護士との間で築くことができれば,顧問弁護士はより頼もしい存在になるはずです。
そのためには,顧問弁護士側でも研鑽が必要です。
顧問弁護士との関わり方